効率的な経済活動のため、設計されていった２０世紀の社会。その中で、都市部への人口集中や地方の衰退、人間関係の希薄化や人口の減少などの歪みも生まれました。新しい社会への過渡期を迎えている今、地方に魅力ある”地域特有”の産業があることが大切だと考えます。中西農園はそのモデルとなるべく事業を「維持・発展」させていきます。

日本一の桃の町と言われる我が町「山梨県一宮町」。見渡す限り桃畑が広がる風景は実に見事なものです。そんな桃の町も他の産地と同じく後継者は減少傾向です。この価値ある桃源郷を後世に繋ぎ、日本一から「世界一の桃の町」と世界中に認識される日が来るよう、栽培面積の拡大および地域との連携を図り、桃源郷の「維持・発展」を目指します。

桃づくり７５年の中西農園ですが、桃づくりに「正解」はございません。現状の栽培方法に満足することなく、当たり前を疑いながら、”おいしい桃”の栽培と探求を「維持・発展」させていきます。そして何より、「おいしい桃と笑顔」をお客様にお届けできる中西農園であり続けられるよう、精進し続けたいと思っております。

中西農園では生果としての桃の販売だけでなく、桃のスイーツを提供する「ピーチカフェなかにし」の運営。桃のコンポートやジャムなどの「桃の加工品」、桃のパウンドケーキなどの「桃の二次加工品」の開発・販売も行ってまいりました。これからも、桃のおいしさでお客様を笑顔にできるよう桃の可能性の探求を「維持・発展」してまいります。

いずれ来る「世界的な食糧難」。日本でも農業という職業の重要性は増しています。しかし、自然災害のリスクや労働時間の長さなどから敬遠されがちな職業であることも確かです。中西農園では、業務の数値化・見える化を進め、取り入れられるテクノロジーは導入しながら、品質の向上並びに業務の効率化を図り、農業の「維持・発展」を目指します。